SIDSとは乳幼児突然死症候群のことで、健康で元気だった赤ちゃんがなんの兆候もなく寝ている間に突然亡くなってしまう恐ろしい病気です。原因はいまだにわかっていません。厚生労働省によると、日本では年間78名の乳幼児がSIDSで亡くなっており、乳児の死亡要因の第4位とされています。この記事ではSIDS対策としてやるべきこととオススメグッズをご紹介します。
SIDS対策とオススメグッズ
- SIDS対策としてやるべきこと
- SIDS対策オススメグッズ
- SIDS対策まとめ
1. 乳幼児突然死症候群(SIDS)対策としてやるべきこと
次の3点に留意すれば発生率が低下することが研究で明らかになっており、厚生労働省も推奨しています。
■1歳になるまではうつ伏せではなく仰向けで寝かせること
SIDSはうつ伏せでも仰向けでも発生してしまいますが、仰向けで寝かせた方がSIDSの発生率が低いことが研究でわかっています。仰向けで寝かせていると頭の形がいびつになる、後頭部が禿げてしまうといったデメリットがありますが、これらのデメリットはお座りができるようになると自然と解消されていきます。逆にうつ伏せ寝はSIDSだけでなく、睡眠中の窒息事故にもつながります。1歳になるまでは仰向けで寝かせることを徹底しましょう。仰向け寝を徹底するために注意が必要なのは寝返りを始めてから(生後5,6ヶ月ごろ)です。寝返りができるようになると、パパ・ママが寝ている間や少し目を離した隙にうつ伏せになってしまうことがあります。この対策としては記事後半で紹介するグッズがおすすめです
■禁煙を徹底すること
ママ自身はもちろん、赤ちゃんの近くで他の人が喫煙することも避けましょう。喫煙は妊娠中から胎児の体重増加を妨げたり、呼吸中枢にも悪影響を及ぼすため、ママが妊娠したため、同居人全員で禁煙を徹底しましょう。
■できるだけ母乳で育てること
粉ミルクが直接SIDSの原因になるわけではありませんが、母乳で育てられている赤ちゃんの方がSIDSの発生率が低いことが研究でわかっています。母乳育児には他にも免疫が高くなる、栄養のバランスが良い、母体の健康にも良い、ミルク代が節約できるといった様々なメリットがあります。できるだけ母乳育児にチャレンジしましょう。
2. SIDS対策オススメグッズ
■ベビーモニター
ベビーモニターとは、赤ちゃんのそばにカメラを設置し、離れた場所からスマホや専用の端末で赤ちゃんの様子を確認できる家電です。映像を見れるだけでなく、赤ちゃんの声が聞けたり、赤ちゃんの動きや部屋の温度などに異常があればアラートを出したり、赤ちゃんの泣き声に反応して音楽を流すといった様々な機能を備えたものもあります。このベビーモニターがあれば、離れた場所からでも赤ちゃんがうつ伏せになっていることに気づくことができます。我が家では↓の画像のような形でベビーモニターを使用していて、家事をしている間や寝室で寝かしつけた後などに大活躍してくれています。
■ベビーセンサー
ベビーセンサーとは、赤ちゃんの体動や呼吸数をモニターし、異常があった際にアラートを出してくれる家電です。赤ちゃんの体に直接つけるものと、マット式でお布団の下に敷くものがあります。我が家ではマット式のものを使用しています。何かあったらアラートを出してくれるので、パパ・ママ同時に安心して寝ることができています
3. SIDS対策まとめ
- 仰向け寝と禁煙を徹底し、母乳育児にチャレンジする。
- なるべく赤ちゃんから目を離さないようにしつつ、家事の最中や寝かしつけ後はベビーモニターで赤ちゃんの様子を見つつ、パパ・ママが寝ている間はベビーセンサーで赤ちゃんの異常に気づくことができるようにする。
以上、この記事では乳幼児突然死症候群(SIDS)対策をご紹介しました。このブログでは他にも男性の育休や子育てに関する情報を発信しているので、いいなと思った方はぜひいいねボタンやコメント、周りの方にご紹介いただけると励みになります。
幸せな家庭を築くための今日の一言
乳幼児突然死症候群(SIDS)対策を徹底して赤ちゃんを守ろう!