僕は育休を取得して本当に良かったと思っています。
ただ、育休取得を決意するまでには
- 「長期の育休を取得すると自身のキャリアに悪影響を与えるのではないか?」
- 「そもそも男性は育休を取得できるのか?」
- 「育休手当だけで家計は大丈夫だろうか?」
といった様々な不安や葛藤がありました。そしてこういった不安や葛藤は、育休を取得すべきか迷っている方の多くが感じているのではないでしょうか。そこでこの記事では、僕がこれらの不安や葛藤を乗り越えて育休取得を決意した理由について、
僕が実際に使用した意志決定のフレームワーク「Will・Can・Must」に沿ってご紹介します。
育休取得すべきか迷っている方にとって少しでも後押しになれば本当に嬉しいです。
育休取得後に僕が実際に感じていることについては下記の記事でご紹介していますので、併せてご覧ください。
育休を取得すべきか迷っている方へ。僕が男性の育休を取得した理由
- 【Will】育休を取得したいか
- 【Can】育休を取得できるか
- 【Must】育休を取得すべきか
1. 【Will】育休を取得したいか
元々仕事は割と好きで楽しく働いていましたが、僕は妊娠が発覚したタイミングで育休取得の検討を始めました。元々子供は絶対に欲しいと思っていて、赤ちゃんが産まれたら自身も積極的に育児に取り組みたいと思っていました。そこで、自分・家族・仕事という3つの観点で育休を取得したいか考えてみました。
■自分
- 育休を取って家族と過ごしたい
- 赤ちゃんの成長を間近で見たい
■家族
- 妻が産後ケアに専念できる環境を整えたい
- 赤ちゃんが健やかに過ごして成長できる環境を整えたい
■仕事
- 自分にとって一番大切なのは家族で、仕事はあくまで幸せな家庭を築くための手段
- 多少キャリアに影響があったとしても、仕事でやりたいことは育休から復職してからでも十分できる
この結果、僕は育休を取得したいという意志を固めることができました。
2.【Can】育休を取得できるか
育休を取得したいという意志を固めた僕が次に考えたことは育休を取得できるかどうか。この点について3つの側面で考えました。
■育休を取得する要件を満たしているか
- 男性も育休を最長1年間取得可能。配偶者が専業主婦でもOK。
■男性の育休に対する職場の反応はどうか?
- 前例がないのであれば自分で作れば良い
- 一番大切なのは自分の心がどうあるか。幸せな家庭を築くためならば職場で後ろ指を指されることなど気にすべきでない(結果的に職場の同僚からは快く送り出してもらえました。本当に感謝です。)
■育休による収入減に家計は耐えられるか
- 育休手当はざっくりまとめると、1年以上勤務していて、雇用保険に加入していて、これから1年以内に退職の予定がなければ支給される
- 支給額は額面の67%、でも手取りは約80%(社会保険料・所得税が免除のため)
- 収入減については、家計の見直し(通信費や光熱費などの固定費削減や自炊による食費削減)で十分に埋め合わせ可能
3. 【Must】育休を取得すべきか
この時点で、育休を取得したい(Will)、育休を取得できる(Can)という2つが揃っていましたが、育休を取得すべきか(Must)についても整理しました。Mustについても整理することは自身の意志決定に自信を持つために非常に有効です。
特にWillとMustの方向性が一致しているとそれは正しい意志決定である可能性がかなり高いということになります。
そこで、Willと同様、自分・家族・仕事という3つの観点で育休を取得すべきか考えてみました。
■自分
- 父親なのだから育児に取り組むのは当たり前
- 働きながら100%家事・育児に取り組むことは難しいので育休が必要
■家族
- 産後のタイミングで妻と赤ちゃんに寄り添わないでいつ寄り添うのか
- ママは産後ケアに専念する必要があるため、家事・育児はパパの仕事
■仕事
- お金を稼ぐために仕事は必要だが、育休手当と節約で当面は家計の心配はなし
- 多少キャリアに影響があったとしても、仕事でやりたいことは育休から復職してからでも十分できる
結果的に、Will(育休を取得したい)とMust(育休を取得すべきか)の方向性がほぼ一致し、育休取得という意志決定に100%自信を持つことができました。
この記事では僕が育休取得を決意した理由を「Will・Can・Must」のフレームワークに沿ってご紹介しました。少しでも育休取得を迷っている方の後押しになれば嬉しいです。このブログでは他にも男性の育休や子育てに関する情報を発信しているので、いいなと思った方はぜひいいねボタンやコメント、周りの方にご紹介いただけると励みになります。
今日の幸せな家庭を築くための一言
「Will・Can・Must」で育休取得を検討しよう!