男性の育休の話

育休を取得した僕が感じる男性の育休の6つのメリット


僕は育休を取って本当に良かったと思っています。日本ではまだまだ育休を取る男性が少ないことがとても残念です。もちろん男性が育休を取ることが正解かどうかは各家庭の状況によって変わりますが、男性が育休を取ることは間違いなく幸せな家庭を築くために有効な手段の一つです。特に育休を取りたいと思っても一歩踏み出せないという方が一人でも減ってほしいという思いを込めて、実際に育休を取得した僕が今思っていることをご紹介します。

育休を取得した僕が感じる男性の育休の6つのメリット

  1. 出産後のママの身体を休めることができた
  2. 夫婦で無理せず育児を楽しめている
  3. ママと同じレベルで家事・育児に取り組めるためワークシェアができている
  4. 育児・家事に積極的に取り組むことで家族の絆が深まっている
  5. 手厚い補償と家計の見直しで金銭的な心配がほぼ無い
  6. 自分の時間も確保できて新しいことにチャレンジできている

1. 出産後のママの身体を休めることができた

出産は母体に交通事故に遭ったようなダメージを与えると言われています。さらに出産後は貧血やめまい、ホルモンに振り回されることになります。そんな状態のママが一人で赤ちゃんのお世話をするとどうなるのでしょうか?出産後に無理をすると次のような影響が出ると言われています。

  • 短期的な影響:出産による身体へのダメージが回復しない、産後鬱になる
  • 長期的な影響:更年期障害が重くなる

そのためママが出産後身体を休めることはとても大切です。さらにママの体調回復が早まることは結果的にパパの負担も軽減されることになります。そのためにはパパの育休がとても有効です。

実際、我が家も産後1か月程度はママは自身の産後ケアと授乳だけに専念してもらって、残りの育児と家事は僕がやった結果、ママは身体を休めることができました。育休を取らずに働きながらやっていたら僕がパンクしていたと思います。

出産後のママの身体の状態やそれを踏まえてパパがやるべきことについては、下記の記事で詳しく説明しているので、併せてご覧ください。

出産後のママについてパパが知っておくべきこととやるべきこと

2. 夫婦で無理せず育児を楽しめている

僕が育休を取得したことで、我が家はシフト制を導入できました。パパが朝から赤ちゃんのお世話を担当し、夜に赤ちゃんのお世話をしていたママはゆっくり起きることで、お互いに睡眠時間をしっかり確保できています。また、家事については大部分を僕が担当することで、ママは育児とママ自身のケアに専念することができています。

その結果、パパ・ママ共に身体的・精神的な負担が軽減されて、育児を思い切り楽しむことができています。

初めて寝返りをした瞬間を見られたのも育休を取得したおかげです。

3. ママと同じレベルで家事・育児に取り組めるためワークシェアができている

育休を取得し、パパがママと同じレベルで家事・育児に取り組めるようになると、家事・育児を分担するのではなく、ワークシェアすることができます。

「パパがゴミ捨てや赤ちゃんのお風呂担当、ママが料理やミルク担当」というように、役割分担を固定するのではなく、パパ・ママどちらも家事・育児全般をできるようにしておくことで、その場その場で最適な分担をすることができます。

たとえば、

ママが赤ちゃんをお風呂に入れている間にパパはお風呂上り後の着替えなどの準備をする

パパが赤ちゃんを迎えに行ってお着換えやクリームを塗っている間に、ママはお風呂を出てママ自身のお風呂上り後の身支度をする

ママが湯冷ましをあげて寝かしつけている間に、パパはお夕飯の準備をする

赤ちゃんが寝た後、パパ・ママ揃ってお夕飯を食べる

といったことができるようになります。当然、↑のパパとママを入れ替えても成立します。これがワークシェアです。パパの家事・育児スキルが低いと、どうしてもママの負担が大きくなってしまいます。僕は育休を取得したおかげで、家事・育児・ママの産後ケアに取り組んでいると自信を持って言うことができます。

4. 育児・家事に積極的に取り組むことで家族の絆が深まっている

パパがどれだけ育児・家事に取り組むかによって、その後数十年の家族の関係が変わります。特に産後のパパの育児・家事の取り組み度合いと熟年離婚率には因果関係があると言われていますが、これは因果関係ではなく相関関係なのでしょうか。

つまり、「パパが育児・家事に参加しないから熟年離婚する」のではなく、「育児・家事に参加しないような男性はその後も本当の意味で家族を大切にすることができないため、熟年離婚という結果になる」のではないでしょうか。

男性は外で稼ぎ、女性は家のことをするというのはこれからの時代では通用しない考えです。男性も家のことをする必要がありますし、女性も実際にお金を稼ぐ必要があるのではないでしょうか。そのために重要なのは、夫婦が本当の意味でパートナーとなりお互いに助け合うことだと思います。僕も結婚後、掃除と洗濯しか家事はできませんでしたが、妻が妊娠したことをきっかけに料理を含むその他の家事にも取り組むようになりました。今では掃除や洗濯は家電に助けてもらい、料理などは僕が担当しています。その間、妻は赤ちゃんの面倒を見つつ、産後の身体を休めるという重大なミッションに精一杯取り組んでくれています。おかげで赤ちゃんがパパ・ママどちらからもお世話してもらえることであまり手がかからない→パパ・ママも身体的・精神的に余裕ができ、より育児を楽しめている→さらに赤ちゃんのご機嫌がよくなり手がかからなくなるという好循環を作れています。この好循環を作るにはやはりパパの育休が有効です。いきなり仕事・家事・育児を本当の意味で両立させることはとても難しいと思います。まずは基盤を作るためにもぜひパパは育休を取得してください。

5. 手厚い補償・家計の見直しで金銭的な心配がほぼ無い

育休取得をためらってしまう理由の1つが金銭面の心配ではないでしょうか。

でも実は日本は男性の育休制度が世界で最も充実していると言われています。

育休期間中は無給となりますが、その代わりに育休手当(育児休業基本給付金)が支払われます。育休手当の額は原則、育児休職開始前の賃金月額の67%(181日目以降50%)相当額です。ただし、無給のため所得税が発生しない&社会保険料免除となるため、手取りは約80%となります。

減額分については、我が家は家計を見直すことでほぼカバーすることができています。具体的には通信費や光熱費といった固定費の削減や、自炊を増やすことによる食費の削減といったことに取り組みました。これも育休をきっかけに取り組めました。

6. 自分の時間も確保できて新しいことにチャレンジできている

僕が育休を取得したおかげで、我が家はパパ・ママそれぞれ自分の時間を確保することができています。僕は本業のための勉強をしたり、こうしてブログを書いたりすることができています。ママも今は産後ケアのため身体を休めることに専念していますが、身体が回復したら在宅ワークを開始する予定です。

また、一時的な収入減を将来取り返せるように、僕は将来に向けて副業の準備にも取り組んでいます。自身のキャリアにとってもプラスになるような時間を過ごせています。

この記事では育休を取得した僕が感じる男性の育休の6つのメリットをご紹介しました。自分たちのように一人でも多くの方に幸せな家庭を築いてもらえれば本当に嬉しいです。このブログでは他にも男性の育休や子育てに関する情報を発信しているので、いいなと思った方はぜひいいねボタンやコメント、周りの方にご紹介いただけると励みになります。

今日の幸せな家庭を築くための一言

育休を取ってパパ・ママ・赤ちゃんみんなハッピーになろう!


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