- 「男性の育休はいつからいつまで取れるのか?」
- 「男性の育休期間はどのくらいにすべきか?」
- 「育休期間を決める際にはどんな注意点があるのか」
男性の育休期間について、こんな疑問や不安を持っている方も多いのではないでしょうか。本記事では、会社で初めて1年間の男性の育休を取得した僕が男性の育休期間について解説します。
- 男性の育休期間はいつからいつまで?
- 理想の男性の育休期間とは?期間別のメリット・デメリット
- 育休期間を決める際の注意点
1. 男性の育休期間
男性の育休期間は
「配偶者の出産予定日〜子供が満1歳になる前日までの任意の期間」です。
つまり出産予定日から1年間の間であれば、任意の期間を設定できます。たとえば、出産予定日が2021年1月1日の場合、下記いずれの期間でも育休を取得可能です。
- 2021/1/1~1/31
- 2021/2/14~/5/3
- 2021/1/1~12/31
2. 目的別に解説する理想の男性の育休期間
■最低限、産後のママの負担を軽減したい:1~3か月間
[メリット]
- 産後のママの最低限のサポートができる。産後のママは身体的にも精神的にもとても辛い状態で、産後ママの本来の1番の仕事は身体を休めることです。出産予定日からパパが育休を取ることはママが産後ケアに専念できる体制を整えるためにとても有効です。産後のママの状態とパパがやるべきことについては、下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。出産後のママについてパパが知っておくべきこととやるべきこと
- 仕事への影響を最小限に抑えられる
[デメリット]
- 3か月だけではママの身体の回復が不十分でパパの復職後にママの負担が増加してしまう
- ようやく赤ちゃんがいる生活に慣れ始めたタイミングで復職になってしまい、育児を目一杯楽しむことは難しい
■多少の仕事への影響は容認しつつ、家族で過ごす時間をしっかり確保したい:3~6か月間
[メリット]
- ママの産後ケアにある程度は取り組むことができる
- 育児を楽しむことができる。産後直後は本当に時間に追われてしまいますが、産後3か月を過ぎると生活のリズムが掴めて育児を楽しむ余裕が出てきます。特に4か月頃からは赤ちゃんの首が座ってお世話がしやすくなったり、寝返りやずりハイなど活発に動き始める赤ちゃんと遊ぶことができます。
[デメリット]
- 自分自身の時間は確保しずらいため、キャリアアップや副業などの新しいチャレンジはしずらい
■家事・育児に目一杯打ち込みつつ、副業にも取り組んでみたい:6~1年間
[メリット]
- ママの産後ケアに十分取り組むことができる
- 家族との時間を十分確保でき、赤ちゃんの成長を間近で見て、育児を目一杯楽しむことができる
- 自分自身の時間も確保でき、キャリアアップや副業などの新しいチャレンジに取り組むことができる
[デメリット]
- 休職期間が長くなることにより復職時の負担が増加する
- 育休手当の減額に伴う家計への負担が増加する ※育休手当は180日までは育休開始前の賃金月額の67%、181日目以降50%
3. 育休期間を決める際の注意点
■育休開始日について
結論から言うと、育休開始日は出産予定日にすることがオススメです。
ママが退院してから育休を開始するという選択肢もありますが、入院中のママはただでさえ産後で身体的・精神的に辛い状態であることに加えて、不安やわからないことだらけの中で赤ちゃんのお世話をしなければなりません。パパはいつでもママに寄り添うことができる状態にしておくことを強くオススメします。我が家の場合、仕事が落ち着いていたこともあり、出産予定日からの育休取得に加えて、出産予定日の1週間前から有給を取得しました。結果的に、出産予定が早まったので、有給を取得しておいて本当に良かったです。
■育休終了日について
結論から言うと、育休終了日を月末日(=復職日を月初日)にしましょう。
なぜなら育休終了日の翌日が含まれる月の前月分までの社会保険料が免除になるかため、1か月分の社会保険料分お得になるからです。特にボーナスが含まれる月だったら、人によってはかなりお得になるケースもあります。
[育休開始日を1/1にした人が育休終了日を4/30(=復職日を5/1)にした場合]
4/30の翌日の5/1の前月の4月分まで社会保険料免除になる
→1,2,3,4月分の社会保険料が免除になる
[育休開始日を1/1にした人が育休終了日を4/29(復職日を4/30)にした場合]
4/29の翌日の4/30の前月の3月分までしか社会保険料免除にならない
→1,2,3月分の社会保険料しか免除にならない
まとめ
- 男性の育休期間は「配偶者の出産予定日〜子供が満1歳になる前日までの任意の期間」
- 理想の男性の育休期間は仕事や家庭の状況によって様々なので、それぞれの育休期間のメリット・デメリットを理解したうえで最適な期間を設定するのが大切
- 育休開始日は出産予定日、育休終了日は月末日(=復職日を月初日)がオススメ
以上、この記事では男性の育休期間について解説しました。育休期間を決定する上で、少しでもお役に立てれば嬉しいです。このブログでは他にも男性の育休や子育てに関する情報を発信しているので、いいなと思った方はぜひいいねボタンやコメント、周りの方にご紹介いただけると励みになります。
今日の人生を豊かにする一言
赤ちゃん・ママ・パパにとって最適な育休期間を設定しよう!