育児の話

出産後のママについてパパが知っておくべきこととやるべきこと


この記事はこんな方におすすめです。

  • 出産後、パパに家事育児に参加してほしいママ
  • 出産後、家事育児に参加したいと思っているが何から始めればいいかわからないパパ

出産後のママについて男性が知っておくべきことは「産後ママの本来の1番の仕事は身体を休めること」だということに尽きます。なぜなら出産による母体へのダメージは交通事故に遭ったようなものであることに加えて、出産後さらに様々な身体の不調が出てくるからです。ママが産後無理をしてしまうと、短期的には産後ブルー、長期的には更年期障害の重症化に繋がります。この記事では、産後ママがどういう状態なのか、それを踏まえてパパがやるべきことをご紹介します。

1.  出産後のママについてパパが知っておくべきこと

出産後のママの身体の状態はこんな感じです。産後のママは身体的にとても辛い状態です。

繰り返しになりますが、産後ママの本来の1番の仕事は身体を休めることです。

  • 子宮:見た目にはわからなくても、出産によって大ケガ同然のダメージを負っている。出産後1ヶ月ほどは出血が続く。母乳のために血液が使われることも相まって貧血になることもしばしば。
  • 会陰:出産時の会陰切開により、座っていることも辛いことがあります。円座クッションを使用して会陰の負担を軽減しましょう。
  • 骨盤:出産で開ききったきり、産後グラグラした状態で、尿もれがしばらく続くことも。骨盤は歩くことではまっていきますが、整体などで正しい位置に戻した上ではめていくことが必要です。
  • お腹:出産したのにヘコまず、妊娠線が残っていることで、外見の変化が産後ママにとって大きな悩みの1つになることも。
  • 乳房:授乳の際、赤ちゃんが乳首を強く吸うことで傷だらけになります。乳房も乳腺が張ることで痛みが生じます。
  • 首・肩・背中:赤ちゃんを抱っこする、特に授乳のために負担がかかり慢性的に凝りがちになり、ひどくなると頭痛や吐き気に繋がります。

2. パパがやるべきこと

産後ママの本来の1番の仕事は身体を休めること、いわゆる産後ケアです。とはいえ、ママは無意識に自分より赤ちゃんを優先させてしまいます。

そこで、パパは赤ちゃんのケアだけでなく、ママのケアも意識して行いましょう。パパに求められることはママを心身面でフォローしつつ、ママが身体を休められる環境を整備することです。

ママ自身が心身ともに健康になることは、家族みんなの幸せに向けて最重要であると肝に命じて、下記のことに取り組みましょう。

  • ママとのコミュニケーション(ママの精神的なケア)
  • 家事全般(ママの身体的なケア)
  • 育児全般(ママの身体的なケア&赤ちゃんのケア)
■ママとのコミュニケーション(ママの精神的なケア)

一番大事なことです。とにかくママとたくさんコミュニケーションを取りましょう。ママも「何も言わなくてもわかってくれる」という考えは捨てて、積極的にパパに自分の現状や思いを伝えましょう。パパ→ママ→赤ちゃんという流れを意識することが大切です。ママは自分のことと赤ちゃんのことで手一杯です。ママをケアできるのはパパだけです。

■家事全般(ママの身体的なケア&赤ちゃんのケア)

パパが家事を頑張ることはママの身体的な負担を減らし、ママの身体的なケアに繋がります。家事のコツはいかに楽をするかに尽きます。家事の労力を圧縮し、育児に注力できる環境を整えましょう。それぞれの家事のコツをご紹介します。

  • 食器洗い:持ち家であれば迷わず食器洗い乾燥機を導入しましょう。コストパフォーマンスはかなり高いです。冬の手荒れも防げます。食洗器に入れやすい食器を揃えるとより楽になります。
  • 洗濯:迷わず乾燥機付きのドラム式洗濯機を導入しましょう。莫大な労力削減になりますし、梅雨の時期には部屋干しによる部屋の不衛生も防げます。下着や肌着などシワが気にならないものは畳まずに収納してしまうのもかなり労力削減になります。
  • 掃除:迷わずお掃除ロボットを導入しましょう。放っておいても勝手に掃除してくれます。また、お掃除ロボットの導線を確保するために床にモノを置かない癖が身について、部屋がすっきりします。
  • お風呂掃除:浴槽は月1のジャバとお湯を入れ替える際にスプレーを吹きかけるタイプのもので大丈夫です。ただ、床や壁のピンクカビは赤ちゃんはもちろん大人にも有害なので、意識して取り除きましょう。
  • 片付け:整理→整頓というステップで片づけましょう。労力はかなりかかってしまいますが、一度やってしまえばその後の日々の細かい労力を削減できます。不用品をメルカリなどで転売すれば、ちょっとしたお金になるので、副業感覚でどうぞ。
    • 整理:必要なものと不要なものに分ける。不要なものは廃棄 or メルカリなどで転売。
    • 整頓:必要なものについて、使用頻度に応じて収納していきましょう。
  • ごみ捨て:家中のごみ袋を集める→新しいごみ袋を設置する→ゴミをまとめる→ゴミ捨て場に持っていくという一連の作業を併せてゴミ捨てと呼びます。最後のゴミ捨て場に持っていくだけではゴミ捨てになりません。
  • 料理:ママの健康のために、身体を冷やさないような温まるもの、母乳による水分不足を防げるように水分がとれるもの、栄養がとれるように野菜を使った料理を心がけましょう。カレーやシチュー、豚汁など作り置きできるものがオススメです。
  • その他の見えない家事:挙げるとキリがないです。というか僕もよくわかっていないです。ママに指示を仰ぎましょう。我が家では↑の見える家事はパパ、見えない家事はママが担当しています。
■育児全般(ママの身体的なケア&赤ちゃんのケア)

パパが育児を頑張ることで、ママの育児の負担が軽減されます。そもそも二人の子供なのでパパもママと一緒に育児を頑張る必要がありますよね。

  • ミルクをあげる:母乳を出せなくてもミルクは出せます。ママの母乳に頼り切っていると、哺乳瓶拒否に繋がり、パパがミルクをあげることができなくなってしまいます。哺乳瓶拒否になる前に、しっかりパパがミルクをあげる習慣を身につけましょう。
  • おむつを替える:背漏れした服を手洗いしてはじめておむつ替えをしていると胸を張って言えます。
  • 保湿する:赤ちゃんの肌はともてデリケートです。ミルクをあげる度に一緒に保湿クリームを塗る癖をつけてしまうと楽です。
  • お風呂に入れる:赤ちゃんはお風呂が大好きです。楽しみながら一緒に入りましょう。生後1ヶ月までは沐浴です。
  • 浣腸する:便秘気味の時にやってあげましょう。ニュルニュルニュル!!って出て楽しいです笑

以上、出産後のママについてパパが知っておくべきこととやるべきことをご紹介しました。まずはママが本当に大変な状況にあること、そしてママは自分より赤ちゃんを優先してつい動いてしまうことを理解して、パパは自分にできることを一生懸命やりましょう。当たり前ですが、二人の子供を二人で育てましょう。

このブログでは他にも育児に役立つ情報を発信しているので、いいなと思った方はぜひいいねボタンやコメント、周りの方にご紹介いただけると励みになります。

幸せな家庭を築くための今日の一言

1日中ゆっくりした産後のママにパパが言うべき言葉は「今日も身体を休めてくれてありがとう」です。


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